教育講演は3つあります。
教育講演2は一般公開しています。教育講演1・3は大会参加者限定コンテンツです。
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🔓日本社会事業大学 小原 眞知子 先生
ソーシャルワークの潮流から捉える尊厳と自己決定
ー高齢者の心理的支援に期待することー
愛知学院大学 中島 健一 先生 高齢者の臨床動作法
抄録
高齢者の臨床動作法
中島 健一
愛知学院大学心身科学部長
動作法って何?
初めて『動作法』という言葉を耳にされる方もおられると思います。
動作法は、カラダを通して、カラダの持ち主である主体の活動に働きかける心理療法です。適用範囲は広く、一般的な悩み事相談だけではなく、自閉症児等発達障害児者、軽度から重度までの認知症者、統合失調症・鬱病等の精神障害者等の言語面接の適用が困難な方々への心のケア・心理療法として活用されています(日本臨床動作学会HP 参照)。
高齢者ケアの分野では、健康体操等は広く行われていますし、リハビリとして身体を動かすことも行われています。動作法のそれらとの大きな違いは、
等の心理的変化を主目的として実施することです。
動作法は、学会主催の研修会等でスキルを身につける必要があり、そこが面倒といえば面倒であり若干の参加費もかかりますが、本人の動作を支援する技法なので安全な技法ですし、言語対応が難しいクライエントにも実施可能という大きな長所があり、興味がある心理職の方であれば働きかけ方の上達を楽しみながら自分のスキルの引き出しを一つ増やすことができる魅力があるように思います。
ぜひトライしてみてください。
参考文献
<高齢者動作法、中島健一著、誠信書房、2012年>
臨床動作法の高齢者(健康高齢者から認知症高齢者・寝たきり高齢者まで)への基本的適用を具体的に写真や図等で解説しています。
<認知症高齢者の心理劇「感ドラマ」:動作理論に基づく支援、中島健一編著、ミネルヴァ書房、2015年>
臨床動作法同様に認知症高齢者ケアに活用されている感ドラマの技法・事例を丁寧に解説しています。
🔓 若年性認知症当事者の方 若年性認知症当事者の声